実録!弱小ソフトハウスからの転職~終幕~
前回のつづきです
臆病な自尊心と尊大な羞恥心に押しつぶされた結果、虎にはなれずウジ虫と化した私。
先生や親など、立場が上の人が言うことは正しいと教えられてきた私は、疑うことを知りませんでした。もっと福本作品を読み込んでおけば・・・
社会的地位が高く、影響力が大きいE.YAZAWAの
「やっちゃえ日産」
という言葉を鵜呑みにしてしまい、やっちまった日産と同じ心境です。
ただ自分の愚かさを悔やんでも仕方なしと、三つの選択肢を思いつきます。
1.ニートになる
少しだけ頭をよぎりました。退職届放り投げて有給ブッパしたらどれだけ幸せだろうか。
ただ臆病な自尊心を保つためにやめました。
2.放心状態のまま会社で働き続ける
このまま上司がほっこりするためだけの移行方針や設計書を作る機械になるのか。
流石にありえないですね。
若いうちの時間は貴重なので必然的に三つ目の選択肢を選びます。
3.再度転職活動をする
くだらないプライドを保ち、理想を叶えるためにはこの選択だろうと思い、再びエントリーシートの作成に取り掛かります。
内定を辞退した経歴をもつ私にも真摯に対応していただきました。DODAさんありがとう。
そんなこんなで一カ月ほど経ち、内定を獲得した私は退職届を用意し、上長へ伝えます。
私「1か月後にやめます」
上長「ええええ」
私「残作業は全部終わらすんでご安心を、ではおさらば」
退職理由は前回同様です。
一応規則で1カ月とあったので、守れば文句も無かろうと思い則ることにしました。
今ではJava開発者として生きています、給料も上がってホクホクです。
一連の出来事から学んだことを書くと、
・会社だろうが客だろうが口頭の約束は避ける
身にしみてわからせられました。メールでもいいですが自分に有利な情報は記憶媒体に残しておく必要があります。
・こんなやつでも雇ってくれるところはある
運用保守経験しかないようなやつでも技術者として雇ってくれるところが2社もあることに驚きました。現職に不満があればまた転職しようかなとも思ってます。